Lumionのカメラモードでパースをつくる方法
今回はLumionのカメラモードでパースをつくる方法について説明していきます。
Lumion LiveSync for Revitでモデルをインポートしてやっていきます。
はじめてでインポートの仕方からわからないという方はLumionにRevitのモデルをインポートするには?でまとめているのでそちらを読んでから始めるとわかりやすいです。
パースは右下のタブのカメラモードから作成することができます。
カメラ位置を保存
カメラモードを開くと下のような画面に変わります。
下の撮影をクリックすると上の画面で表示されているカメラの位置が保存されます。
この段階は画像として保存されず位置を決めるだけなので、外観パースをどの位置からとるか、どの部屋の内観パースをつくるかなどが決まっている場合は、複数の方向から撮影しておくといいです。
スタイルを変更
カスタムスタイルと書かれているところをクリックするとスタイルを変更でき
FXと書かれているところからエフェクトを追加できます。
スタイルを使うと複数あるエフェクトを組み合わせてパッケージになっているものを使うことができるので、簡単にいい感じのものをつくることができます。
スタイルを決めたあといくつかのエフェクトを追加したりして
自分のイメージに近づけていくことも可能なので
スタイルの決定から始めるのがおすすめです。
エフェクトの編集
下の画面ではリアリスティックスタイルを選択したあと
リアルスカイの太陽の向きを変更しています。
エフェクトをクリックすることでエフェクトの効果を修正できて、修正したエフェクトは黒くなります。
目のマークをクリックするとエフェクトを無効にしたり、矢印をクリックするとエフェクトの変更内容をもとに戻したりできます。
FXを押してスタイルに入っているエフェクトに
他のエフェクトを追加することもできます。
ここではカメラの2点透視を選択しました。
スタイルの他に追加したエフェクトは削除することができます。
スタイルの中に入っているエフェクトは削除できませんが目のマークを消すことで
エフェクトを無効にできます。
エフェクト適用下で微調整する
プレビューウインドウ上でマウスホイールを回すとズームができます。
マウスホイールを押し込んで動かすと画面を移動できて
右クリックを押しながら動かすとカメラの向きを変えることができます。
プレビューウインドウ下のタブからカメラの高さを変更できます。目の高さを1.60mにするをクリックするとアイレベルからパースを作成することができます。
プレビューウィンドウの左上のエフェクト適用下での編集
をクリックするとパースで作成するエフェクトが掛かった状態で編集することができます。
これをつかうことでエフェクトを変えてみたときに初めて分かるマテリアルの違和感などを修正できます。
パースをレンダリングする
エフェクトが満足いく状態になったら、右下の写真をレンダリングするをクリックすると差作成するパースの出力の設定に移ります。
eメール、デスクトップ、印刷、ポスターの中からサイズを選ぶとレンダリングが開始されます。ポスターの解像度が最高ですが、解像度が高いほどレンダリングに時間がかかるので
自分のパソコンのスペックや時間、用途によって変更してください。
下の画像のようなパースを作成することができました。
今回はリアリスティックスタイルの太陽の位置を修正して2点透視を追加しただけですが
かなりいい感じに仕上がっています。
他にも様々なエフェクトがあるので使いながら自分のイメージ通りになるエフェクトを学んでいき、いい感じにできたときはメモしておくといいと思います。
今回はLumionでパースをつくる方法について説明しました。
Revitや3DCADで使ったマテリアルをそのまま使うのもありですが
Lumionにはリアルなマテリアルが用意されています。
Lumionのマテリアルの変更方法はLumionでマテリアルを変更する方法の記事でまとめているので気になる方はのぞいてみてください。
これからも建築に関する有益な情報を日々発信しています。
Lumionの使い方に興味がある人は
Lumionタブでまとめているので他の記事ものぞいてみてください。
名建築「落水荘」を例にRevit、Lumion、Illustratorを使って
プレゼンボードを作成する流れをまとめた記事も作成していくつもりです。
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