ARCHICAD(アーキキャド)のマテリアルを使いこなす!
今回はARCHICADのマテリアルの機能について説明します。
マテレイアルが自由につかえると表現の幅が広がります。
知っていて損はない機能です。
マテリアルを変更したいオブジェクトを選択すると、画面上がそのオブジェクトの設定のタブに切り替わります。その中の一つにビルディングマテリアルを選べる項目があり、それを変更するとオブジェクト全体のマテリアルが変わります。
ここまでは、ある程度ARCHICADを使っている方なら理解している方もいると思います。
デフォルト設定から面ごとで材質を変える
マテリアルを変更したいオブジェクトを選択して、画面上のタブのアイコンからデフォルト設定を開きます。
デフォルト設定ウィンドウの下のモデルの項目の材質上書きから、外面材質、辺材質、内面材質のアイコンをそれぞれクリックすると、材質を選べるようになります。材質一覧から使いたい材質を選ぶと面ごとに材質を変えることができます。
この方法はオブジェクトの材質だけを変えているので、図面には表現されません。
図面として表面材と構造材をわけて表現したい場合は、別の壁として作らないといけません。
図面以外のパースなどでマテリアルを変えたいときなどには便利です。
マテリアルを塗る
材質ペインターを使えば、デフォルト設定を開かずにマテリアルを変える面を選択して、材質を変えることもできます。
パースをつくるときに一面だけマテリアルを変えたいというときは、手軽にできるので便利です。
画面上から刷毛のアイコンをクリックすると、材質ペインターのウィンドウが開きます。ウィンドウ左から使いたいマテリアルを選んで塗りたい面をクリックすると、材質が反映されます。
材質ペインターのウィンドウのスポイトのマークをクリックした後、オブジェクトの面をクリックすると、その面で使われている材質を取得できるようになります。
他のオブジェクトとマテリアルを合わせたいけど探すのが面倒なときに便利です。
マテリアルをつくる
材質ペインターの横の刷毛のアイコンをクリックすると材質のウィンドウが開きます。
ウィンドウの一番上から編集したい材質を選びます。
そのまま、材質を編集してもいいですが、複製しておくと元の材質も残すことができます。
新規作成をクリックすると、新規材質のウィンドウが開きます。
複製の部分にチェックを入れると選んだ材質の設定を複製した材質をつくることができます。名前を設定したら右下のOKをおしてウィンドウを閉じます。
材質が複製できたら、値を変えることで、材質を変更することができます。
ウィンドウ右の反射の拡散の値を0にすると材質が暗くなります。
テクスチャのサイズを変えると、材質の模様の大きさが変わります。
「元の比率を維持」にチェックを入れると模様のバランスを崩さずに大きさを変えることができます。
今回は、ARCHICADのマテリアルの機能についてまとめました。
ビルディングマテリアルを変えるだけでもいいですが、今回紹介した材質ペインターやマテリアルのつくり方を活用すれば、表現の幅が広がります。ぜひ使ってみてください!
ARCHICADだけで図面、パースを完結させるのもありですが、Twinmotionをつかうことでパースをよりリアルにすることができます。
今回紹介したARCHICADのマテリアルの設定はテクスチャの画像にひっぱられて、マテリアルの変更に限界があります。
Twinmotionではより自由度の高いマテリアルの変更をできるだけではなく、家具、人などのオブジェクト、ランドスケープの機能も充実しているので、ARCHICADで作ったモデルをTwinmotionに持っていてパースはTwinmotionで仕上げるのもありだと思います。
Twinmotionでパースをつくるとしてもマテリアルの区分はARCHICADのモデルに依存するので今回説明したことが無駄にあるわけではないので安心してください。
Twinmotionの材質がどんなものなのかは、Twinmotionでマテリアルを変更したい!で解説しているのでそちらも覗いてみてください。
他にもARCHICADに関する記事を書いています。
ARCHICADに関する他の記事も見たい方は
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また、名建築「落水荘」を例にRevit、Lumion、Illustratorを使って
プレゼンボードを作成する流れをまとめた記事も作成していくつもりです。
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